001: Product

BAtoMA Information
45L CUSION

デザイナーのアイデアを具現化する柔軟な素材が、
未来のプロダクトの可能性を予感させる。

デザインウィーク期間中、表参道ヒルズ スペースオーで開催された、インテリアの新しい楽しみ方を紹介する展示会『BAtoMA information』。その中で、家具メーカー伊千呂が出展するブース『ICHIRO 2014 NEW COLLECTION –OVER THE RAINBOW / 色の向こうにあるデザイン』にて発表された『45ℓCUSION』(デザイナー:mountain house architects)で、ultrasuede®が採用された。

『45ℓCUSION』という作品は、上質な素材を使って日常的に存在する45ℓサイズの袋を作り、袋の中にも様々な素材を入れることで、そこに新しい意味付けを加える試み。

デザイナーは、ultrasuede®の鹿革とも遜色のない肌触りや質感、発色の良さに着目した。発表された3パターンの袋には、大胆にパターングラフィックを印刷している。

ある時は、洗濯物を入れるランドリーボックスとして機能。またサイズバリエーションを加えていくつも並べることで、ソファとしての利用もイメージしている。
袋の中に入れるのは、クッション材、ぬいぐるみ、プラスチックなど多種多様。入れる素材によって、座り心地にも変化が現れるのが特徴だ。

今回はultrasuede®がキャンバスのようになり、グラフィックデザイナーやパタンナーとコラボレーションできる素地を生み出した。
今後もデザイナーは、制作するプロダクトのファブリックに使用することで、新しい広がりを生むプロジェクトを視野に入れているという。


Creator

山家 明

1980年三重県生まれ。高校卒業後、美容師として活動。建築の魅力にとりつかれ、武蔵野美術大学に入学し建築家を目指す。2010年~2013年トラフ建築設計事務所勤務。建築をはじめ、TVCMの舞台美術、家具、プロダクトなど様々なプロジェクトを担当。2013年にmountain house architectsを設立。日常の気づきを大切に、生活に関わるあらゆるモノ・コトをデザインしている。

mountain house architects
www.mountainhouse.jp

「イチロのイーロ」プロジェクト

岐阜県を拠点とする化粧板の製造販売メーカーとして知られる「伊千呂(ichiro)」。生活空間における家具の概念を根本的に変える「生活の道具」を生み出したいという思いから、スタートさせたのが、「イチロのイーロ」プロジェクト。「イーロ(ilo)」とはエスペランド語で「道具」という意味。プロジェクトの代表作「コロロデスク」と「コロロスツール」の“コロロ”という名称も、エスペランド語で「色」を意味する“コローロ(Koloro)”という言葉から。

http://www.ichirodesign.jp/

Material