新宿という街が持つエネルギーを凝縮した新しいライフスタイルホテルWPU.
このホテルは様々な国籍の人々が集い、学生寮としても多くの学生を受け入れてホテルを超えた新しいコミュニティースペースとして機能している。

今回ホテルの1Fに位置するWPUのカフェにクラフトビールカウンターが新しく誕生した。
このビールカウンターは元々存在していた無垢の木を使用した大型テーブルを解体して再利用したモノである。無垢材ならではの質感と重量感を表現した。
カフェ空間の大部分を占めていた大型テーブルを無くすことにより、人の流動性を上げ、元々存在していたモノを解体、再構築することで新しい機能を与えたサステナブルリノベーション/SRの成功例となった。

今回カウンターのデザインを手掛けたデザイナーの山田健一郎氏曰く、今まではオーダー兼キッチンカウンターが店内奥側に存在している構成でしたが お客さんが集まるバーカウンター要素が追加されることによって賑わいの雰囲気が創出される事になったように思う。
塗装では表現出来ない奥行きのある色と質感はUltrasuede®ならではであり、温かみのあるラウンドフォルムの天板をUltrasuede®で優しく包み込み既存の空間に馴染むように設計されている。

クラフトビール自体は日本で作られ、作り手の顔が見える関東近郊のビールを中心に毎週アップデートされた国産ビールが楽しめる予定である。
世界中の人々の受け皿であるWPUホテルが、新しい日本のクラフトビール文化を発信していくHUBとして新しく始動した。ウルトラスエードとクラフトビールカルチャーの融合を新宿から新しく始まる事に期待したい。