コーヒー文化が根付く、北欧スウェーデン。その首都・ストックホルムのセトラルから車で30分のところに『STOCKHOLM ROAST』という小さなコーヒーロースターがある。
オーナーのONERとJOHANは毎シーズンブラジルに出かけ、何十種類というコーヒーを味見し、その中から3〜5種類の豆を厳選。持ち帰った豆の個性を焙煎でうまく引き出し、味を損ねず抽出することに心血を注いでいる。
メインに扱うのはブラジルのシングルオリジンで、果実味豊かなものから、ナッツのボディを楽しめるものまで広くラインナップ。やや深めに焙煎することで、程よい酸味とコーヒーの深いコクが味わえるよう調整している。クリアな後味も印象的だ。香りが楽しめるよう荒さを残しながら挽き、ハンドドリップでの抽出にこだわっているのも特徴である。
そんなふたりの情熱溢れるこのロースターが『STOCKHOLM ROAST TOKYO』として東京に進出。ONERとJOHANがセレクトし、本家と同じように焙煎した豆が、日本で唯一味わえるオフィシャルコーヒースタンドだ。表参道の交差点近くにある『COMMUNE 2nd』のエントランス『TOBACCO STAND』にて、天気や湿度などを加味した上でその日に一番合うコーヒーをサーブしてもらうことができる。「このスタンドから1日が始まる」というワーカーも少なくない。